ヒヨコ復帰
それにしてもひどい嘔吐だったヒヨコ君。
少し元気になるとテレビを見ていたのでひと安心。
その後オモチャなんかを出しているのを見たらホッとした。
笑い声が出るようになり、もう大丈夫だ。
復帰には時間がかかりそうと思っていたが、
出しきってしまったのか、案外早く快復。
スピリチュアルな見方をすると、エネルギーの入れ替えをしていることがあるともよく言われる。
浄化だ。
私も、食あたりとか、何も原因が思い当たらなくて、しばらく吐きが止まらなかったり、なんだか突然寝込んだりした後は、人生の流れが変わったりすることはある。
ヒヨコ君、一晩苦しんだ翌日、医者に行ったら、まだインフルエンザが流行っているというので、検査。
陰性。
(やっぱりなぁ。)
中学で新しい環境になったり、身内の死があったりの数日間だったので、疲れとか、ストレスか。疲れると、発熱するパターンだ。
と医師に言うと、
そういうわけじゃない、ストレスで発熱はしない。
吐くことはあるかも、と。
それに、菌を拾っていて無理をするから発熱するのであって、疲れやストレスで発病しない、というようなことを言う。
(ふ〜ん。まぁそうとも言うのか。)
でも、インフルエンザ結果が陰性と出たら、予想違いだったな、という顔をされて、「ゆ〜っくりたくさん休んでね」、とヒヨコに優しい言葉をかけてくれていた。
私は、この医師からはよく叱られるんだよな。
発熱の原因が特定できないから、連れてくるのが遅いとか。
説明すると、そうじゃないとか。
いろいろ。
まぁいいんだけどサ。
多分、血液型が同じO型だよ、きっと。
なんだか私とよく似てる。
私から見たら、医者は、究極の癒し。
私自身、体調崩して医者行かないともう治らないなぁって時には、もう一人、別の医師の所で、話をまるごと受け止めてもらうことがある。
ウンウンと、私のありのままを聞いてくれる医師。
すると不思議で、半分くらい治った気持ちになれる。あとはのんびり養生。
この癒し系医師に巡り会えた時は凹んでた時期だったので、正直ホッとした。
無理をしないように、耳の痛いことを言ってもらうのも時にはいいんだけど、
元気ならよいんだけど、身体がシンドクて行くのに、気持ちまで更に打ちのめされるようなんだもん。
結局は相性の良い医師に診てもらうのが回復も早い。
ヒヨコ君、学校はもともと好きで、彼なりにいつも頑張ってきた。
見てるとなんだか、自分を越えていこうとしているように見えて、限界までやってみようとしているような感じがある。
私は、中学以降、だんだんと無力感を感じ始めるようになり、力が発揮できなくなっていった時期だったから、中学高校は思い出とかがあまりない。
発揮できなかった理由も、今になってみてわかってきたことなんだけど。
私をもう一人つくらないように、笑顔のヒヨコ君をまた見守っていこうと思う。