サンタさんへ

これは昨年のクリスマス前のことでした。



わが家のヒヨコ君(当時小学5年生)が、

「欲しいものあるんだけどなあ〜」とやってきました。



私:「サンタさんにお願いしないともらえないんだよ」

夫:「おーそうだ!サンタさんにメールしてお願いしないと届けてもらえんぞ」

ヒヨコ君:「えっ!!メールすればいいんだあ(嬉)」





ほんまかいな?!(爆)と思いながら、こんな会話になっていました。
そしてしばらくしてから、



ヒヨコ君:「決まったよ〜!コレコレ*******だよ!サンタさんにメールする!」


私:「え、どれ?‥‥
サンタさんはフィンランドに住んでて、クリスマスに世界中の子供達にプレゼントを届けるんだからね。ネットでサンタさんのアドレス検索してメールするんだよ。」



‥‥‥‥(¨;)話し続ける私


私:「ご飯も食べられない子供達が世界中にはたくさんいるんだから、高価なものはもらえないし、みんな平等にもらうんだよ」

ヒヨコ君:「うん!知ってるよ!」



そして、ヒヨコ君は私の携帯でメールを書き始めました。
私が横に居て文字入力の手助けはしましたが、ぽちぽちと一文字ずつ入れていきました。


「「「デュエルマスターズのスーパーデッキサーガ・ゴッド・キングダム(2310円)をください」」」
そして商品がわかるように、コロコロコミックに掲載されている写メもつけました。




ヒヨコ君:「できたよ〜〜〜送って〜〜〜」

私:「‥‥‥‥うん、送ったからね。いい子に頑張らないと、サンタさんはいつも見てるんだからね、届けてくれないよ。」

ヒヨコ君:「うん(にこにこ顔)」




メールの宛先は、もちろん夫の携帯。

子供達に人気のカードで、プレゼント探しに走り回ったのは私。
見つけた商店街の玩具店で、店のおじさんに、
「ラッキーだね!最後の1セットだよ。これよく売れたんだよ。」と



ところで、ヒヨコ君は2年生の時に、絵本「地雷ではなく花をください」を学校で先生に教えてもらい、私に見せるために借りてきたことがありました。

地雷の恐さを語るウサギのサニーちゃんが、当時大好きでした。

この本の収益の一部は、NPO法人難民を助ける会を通じて、地雷の撤去の活動などに役立てられています。

この絵本がきっかけで、わが家では、一年に2回、家族3人の名前で、ほんとうにささやかな金額なのですが、寄付を続けています。

いろいろな事情の国があり、自分のことのように考えること、そしてできることを少しずつ助け合うこと、を教えられたらと思って始めました。


寄付金は、国で指定のある一部の団体などだけですが、確定申告時の高額医療費など同様に、申告することができますから、寄付した団体に領収書を発行してもらえます。
わが家のような一般家庭のささやかな寄付など、申告時に戻ってくるのなんて、雀の涙、えっ!これっぽっち??なんですけどね(笑

今夜は世界中にサンタさんがやってきますように。