日本笑い学会
12月18日に、今年度第3回日本笑い学会みえユーモア支部笑例会が、
盛況に開催されました。
私も今年は実習やレポートなどに追われ余裕がなかったため、
久しぶりに参加させて頂きました。
しかも今回は、義父を看病する義母の気分転換になればという目的もあり、
義母と一緒に参加しました。
お陰様で、【笑いと音楽で年末を楽しもう!】と、
参加者全員で大笑いの楽しい時間を過ごすことができました。
一番目ゲストは、『マチュピチュの風を感じて』
野内シーザー良郎さんのお話と演奏でした。
野内さんのお祖父さんはペルーで活躍され、野内ホテルを作られた方です。
ペルークスコ生まれの野内さんは、今は日本に住んでいますが、
現地ならではの興味深いペルー文化などもお話しして下さいました。
1921年に発見されたマチュピチュは、現地では天と話ができる場所なんだそうです。
インカも、太陽の子供という意味なんだそうです。
これは現地人しか知らない意味なんだと言ってみえました。
そしてマチュピチュが、あの天空の場所にどうやって造られたのか?
聞くことができましたよ。
ペルーといえば、歌「コンドルは飛んでいく」です。
この歌にはペルーの歴史が刻まれた深い意味があるとも語って下さいました。
野内さんは、今後ペルーツアーも予定してみえます。
現地で育った野内さんの案内は魅力ですね。
二番目ゲストは、ユーモアコンサルタント矢野宗宏先生。
矢野先生は、大阪の八光信用金庫でサラリーマン時代に、
そのときの支店長さんと二人で、落語などでお笑い研究会を結成。
お笑いで、老人施設など、地域の福祉施設で活動をされました。
この活躍でNHKクローズアップ現代「笑いは万能薬」にも出演。
内閣府から「生活達人」に選出されています。
矢野先生は、就職した頃は、今からは想像もつかない、
仕事ができず体調もすぐれない時期を10年間も過ごされたそうです。
しかし、桂三枝さんで有名な、関西大学落語研究会時代に鍛えた、
得意の落語が偶然に上司の目にとまります。
八光信金お笑い研究会の発足でした。
これが大きな転機となります。
お笑いで活動するうちに、最下位だったこともある成績は、
次第にぐんぐん伸び、やがて会社で一番になりました。
そして支店長の座を射止めるまでになったそうです。
得意の落語をやるうちに、自分に自信が持てるようになり、
しかも笑うことでいいエネルギーを得て元気になっていったんだそうです。
笑いには、カタルシス効果(浄化作用)がある。
そして明るく大きな声で元気に。
またミラーの法則(ミラーニューロン仮説)といって、
鏡を見て笑いかけると自分にも笑いが返ってきます。
最近は、なんと、笑い測定器なるものがあるんだそうです。
しかも笑いの単位は、AH(アハ)で、1アハ、2アハ‥と数えるとか。
実は、横隔膜の振動を測定しているそうです。
つまり正しい腹式呼吸にして笑うことが大事になります。
ハハハ‥とお腹から吐くんですね。ついでに手などの振りもつけて笑います。
こうなってくると、大笑いしたらいい運動ということですね。
身体の内側から元気になります。
自分が得意なことをすることで人生を変えてしまった矢野先生のお話は、
バシャールの決まり文句にもある、人生の目的はワクワクすることにあるというのと同じで、
典型的な例ではないかと思いました。
落語は銀行の仕事と直接関係ないのに、
自分がワクワクすることを楽しむうちに人生を一変させてしまったのですから。
明るくパワフルな矢野先生、大変素敵な方です。
さて最後は、参加者全員で、笑いヨガをやりました。
声を出して笑う格好をするうちに、本当に笑ってしまい元気になる、そんな体操です。
笑ううちにだんだんと盛り上がり、外は寒いのに皆さんと共にいい汗をかきました。
身体の中から暖かくなるんですよね。
会場が一体となり、私もとてもいい波動を感じての終了となりました。
一緒に参加した義母も、途中で笑いのツボにはまってしまい、
涙を出して大笑いして元気になっていました。
笑うタイミングって、人様々なんですが、本当に面白いと結局笑っちゃいますね。
次回の例会は来年3月に津で開催されます。