ウリボウ

温泉のある山の方へ上がって行ったら、


道路の端に、猫くらいの大きさの、何か小さな動物が2匹動いています。


車がようやくすれ違える幅の道路です。


車を静かに寄せてよく見ると、
身体に斑点があり、突き出た鼻をしています。


ワァーかわいい(゜▽゜)


小さなイノシシの子供達、ウリボウです。
はじめて見ました。


イノシシの子供の近くには、必ず母親がいるそうで、
危険だから車から降りて近寄ったら危ないと聞きました。


母親は、姿は見えなくても、いつも子供達を見守っているんですね。


普通は夜行性なんだそうですね。
この辺りは、猿はもちろん、シカもたくさんいるんです。
シカも夜行性ですから、夜間に行くと本当に群れでいます。
まれに、カモシカに出逢うこともあります。





さて、今週から夏休みが始まりました。


台風の後もなんだかパッと晴れませんが、
子供達にはお天気なんかあまり関係ないですね。


中学生になったヒヨコ君の夏休みは忙しくて、
これまでのようにのんびり遊んでいられませんね。


毎日お弁当持って、朝から夕方までクラブ活動へ出かけていきます。
勉強の時間もあるようです。
親の手も離れて、自分の世界ができていく大事な思春期ですから、
クラブ活動は中学生にはちょうどぴったりなのかと、見ていて思います。


夏休み中は、給食を頼むこともできないので(普段は自由に給食とお弁当を選択できます)
私はかえって忙しいのですが、
母親に弁当を作ってもらえるのも、
人生の記憶に刻まれていくのでいいなぁと思います。


私自身は、中学生まで給食の環境に恵まれた町でしたので、
高校生になりはじめてお弁当を持って行くことになりました。


それまでは勉強こそやっていたものの、
料理などまったくしたこともなく、
いきなり母親から、
自分で弁当を作れと言われ、いったいどうしたものかと困ってしまいました。


母親は厳しい人で、手も貸してくれませんでしたし、
いつも機嫌が悪く、
ある朝、まな板を使わずに林檎のようなものを切ろうとしたら、
たまたま近くにいた母親から、頬にビンタです。
包丁の歯が折れると、怒ります。


絶句してしまいました。


その後も、料理も、道具の使い方なども一緒に教えてもらうようなこともなく、
母親の思い通りでないと叱られるのですから、
どうにか叱られたくない思いでの弁当生活でした。


ですから、学校のランチタイムに、
自分で作ったお弁当箱を開ける楽しみなどありませんでしたね。笑


これも今では思い出です。


ヒヨコ君は、幸い、幼児の頃から食に興味を持つことができ、
やろうと思えば自分で簡単なものくらいは料理できますが、
母親の私がいる時には、子供の役割を満喫していますね。


一度しかない思春期の思い出に、
せめて母親の弁当の中味が何かを、開ける楽しみくらい味あわせたいなとも思います。


本人はというと、10分以内で食べられたらいい、
などと言っていて、
結構そんなもんだろなぁと笑ってます。


育ち盛りですから、健康重視の夫の弁当よりも、
カロリーや食べやすさを重視した弁当になりますね。真夏は、食中毒にも気をつかいますしね。


普段は、楽チンして給食を頼んだりしてますけどね。


ウリボウのお母さんに負けてはいられませんね。笑