夫婦その後2

付き合っていた人と人が別れる場合、
憎しみのような、負の感情で別れた場合を除いて、

別れた後というのは、
不思議と良かったことの思い出や、
たとえそうでなかった場合にも、
美化されて、なぜか良かった思い出として自然に書き換えられて記憶に残っていく場合が多いように
私はいつも思うのです。

今回、義母の場合も、たくさんの経験や思い出で、
感謝の気持ちにあふれているようですが、

一方で、最期に、義母は思ってもみなかった体験をしました。

義父の意識がなくなってから亡くなるまでの一週間ほどの間でした。

義父は、義母の知らない女性の名前らしきを呼び続けていました。
今の時代にはないような、古い時代にあるような名前でした。
(詳しくは、日記:「夫婦1〜3」)
  夫婦1 d:id:asuka-life:20110712
  夫婦2 d:id:asuka-life:20110715
  夫婦3 d:id:asuka-life:20110719

実はこの一件は、義母の心に大きく残ってしまいました。

いつもはポジティブな義母も、嫉妬のような感情がわいてきてしまうようです。

男性にはどうもこの感情はわかりづらいようなんですよね。
男性には、嫉妬だけではなく、愛しいというような感情もわかりづらいようです。
母性につながるものなのか、
これは女性に多い感情なのでしょうか?

私もこんな感情になることはもちろんありますから、
はい、とてもよくわかりますよ。

義母は、長年看病をしてきた夫に、まるで砂をかけられたような気分だと言います。
愛する男性はもういないのに、
これでは、ふに落ちるまでわだかまってしまいそうです。



さて、先祖の家系図をのぼった先に、
義父が呼んでいたのと同じ名前の女性がいるのがわかったことも、以前に書いたのですが、

更にもう一人、同じ呼び名の女性がいることもわかりました。

その女性は他家にお嫁に行かれた方でした。

私は、この後者の方の、他家にお嫁に行かれた方が、今回名前の出てきた女性かも?と思っています。

私がそう思っている理由は、
いくつかのシンクロ現象が起こっていること。

それから、
実は、過去に私自身が、これと似たような体験をしたことがあるからなんです。笑

それは強い思いを残していった女性でした。

思いはエネルギーです。
こうした時間や空間まで超えて、不思議な形になって残る場合もあるということですね。
誰かに迷惑をかけるような、思いを残してはいけないということですよね。

しかし残念ながら、こういった不思議な出来事は、
誰もが納得できるようには、真偽は証明できません。

これまで存在すら知らずにきた先祖の女性達を、
たまたま今回知ったことは、
何かしらの思いを知って欲しかったのかもしれないとも感じられます。

どちらにせよ、義母が心配するような、野暮な話ではなさそうですから、

義母も身内の祖先に関係あることなんだと、
納得しようとしています。

それにですよ、
たとえ女性の名前がいくら出てこようが、
こういった場合に責める相手はまず男性ですね!笑

男女の関係は、いくらでも想像をかきたててしまうので、
想像力が豊かなほど、思い込んでしまい、
私達は自分の感情を増幅させてしまいがちです。

できればこんな無用の心配がないように、
夫婦や家族は、生きているうちから、よくコミュニケーションをとり、納得して仲良く過ごせるのにこしたことはありませんね。
謎は生きているうちから早く解明しなければです。笑

ところで、義父は普段からあまり多くを語らない方だったそうです。

性格もありますが、男性はどちらかといえば、
女性に比べたら、ぺらぺらと喋る方は多くないようです。

義母はあの世に行ったら、義父に尋ねてみると言っています。

無意識の状態でしたから、知らないと言われるかもしれないですね。