人形浄瑠璃 文楽

連休はいいお天気が続きましたね。

パラミタミュージアムへ行ってきました。


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ここは、イオンでご存じの岡田文化財団の美術館ですが、
普段から様々な展示や講演などが開催されています。

今回は、ユネスコの世界無形文化遺産にもなっている
文楽が観れるというので、早速行ってまいりました。



さて文楽とはなんぞや?笑

能、歌舞伎と共に、日本三大古典芸能のひとつです。

先日ちょうど何気なく開いたヒヨコ君の国語便覧にも出ていました。



文楽座の大夫、竹本文字久大夫(さん)により、文楽の解説を聞くことができました。

文楽は、大夫・三味線・人形の、三業が息を合わせて作られるものなんだそうです。

それぞれがしっかりと自立・自律しているとでもいったらよいのでしょうか。

他に合わせるというのではなくて、息を合わせるとおっしゃられていたのが、

とても印象的でした。

歌舞伎と違うところは、大夫は一人で何時間も語り続ける所です。

すべての登場人物の台詞はもちろん、情景や説明も語られていきます。

人物の気持ちや心を大夫は表現していきます。

お腹の底からの呼吸にのせ、大夫の声ですべてが語られていくので、力も入るし、

直に汗ぐっしょりになるそうです。

ちなみに、歌舞伎では「太夫」と書くんだそうです。点ひとつ違いです。

三味線も、三本の弦だけでやはり情景や気持ちの表現をしていきます。

人形は三人がかりで操られていて、この日は悲恋のヒロイン

艶姿女舞衣のお園さんの人形が登場しましたが、

とても人形とは思えない女らしい身のこなしに、現代女性も見習いますか?笑



文楽や歌舞伎の題材になるお話は、古い時代ですが、現代にも通じる義理や人情味があり、

私が古典芸能にハマッテいる理由のひとつでもあります。

わかると、とてもおもしろいのが文楽や歌舞伎です。

最初は私が楽しんでいたのですが、今では夫の方がウンチクがわかり、かなり詳しいです。

先日も夫は、今月の御園座公演の団十郎助六を観にさっさと走っていきましたから。笑

揚巻をはじめ、花魁の衣装もとても豪華だったと感嘆していました。

歌舞伎も文楽も、観る側の女性のみなさんも着物を着て楽しまれている方も多く素敵ですよね。

私ですか?いつもどこへでも気楽なスタイルでさっさと出かけちゃいますよ。笑

芸術の秋ですから、なんでも楽しまなくちゃですね!