生きがいの創造 その4

寒い日が続いていますね。
この数日は三重県でも積雪がありました。
20年振りの寒波だとか、天気予報の「極寒」
という文字を見るとより寒く感じてしまいます。笑

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さて続きです。
実家で静養して戻った後からでしたね。

好きなことをして楽しく過ごしたらいいと、当時夫から言われ
興味から、町を通して解放されていた近所の短大へ、
通い始めました。
仕事や家事・育児の日常からひと時離れて、
食物科のある短大で、若い学生さん達と一緒に講義を受け、
教授の研究室にお邪魔したり、
学食でご飯を食べたり、図書館で調べものをしたり、
大変興味深い時間を過ごしていました。

子育てをする中で、子供の食べるものに自然に気を使うようになり、
こだわりがあったので、学習意欲もわき、知識も増え、
無農薬や有機などを意識し始めたのはこの頃でした。

ヒヨコ君は、おじいちゃんの畑でいつもトラクターに乗せてもらい、
大根やニンジンを自分で引き抜き、いろいろな野菜を食べて育ち、
大地のエネルギーを肌で感じて遊び、
おいしい味をとてもよく知っています。
当時住んでいた地元に、熱心なスーパーがあり、
生産者を各地から招いては講演や講習をしていたのですが、
詳しくなるにつれ、どんどんハマっていきました。
いろんな波動のすべての食品を食べてみることで、
エネルギーのあるものってわかるようになっていくものです。
新発売のコンビニのカップ麺から、外食産業の裏側のしくみ、
忙しい主婦を支えるスーパーの中食、それに、レストランのシェフの料理まで
なんでも食べて確認しました。
畑で手のかからないちょっとした野菜やハーブ、花なども育てました。
畑は、外から眺めているのとは違い、
実際にやってみると、土の感触はとても心地よくて癒されるものでした。
人間の作る雑音のない、土や太陽や風の、香りや感触につつまれた
身体で感じる時間でした。

ヒヨコ君を連れていっても邪魔にされない所へは
必ず一緒にあちらこちらへと出かけていきました。
スーパーの講習会で、難しい話をしている傍らで、
美味しそうなオーガニックのお菓子を特別にヒヨコ君はもらって
ムシャムシャ食べながら、小さなヒヨコ君は何かを感じとっていて、
美味しいものには、大声で美味しいと喜び、
季節が終わったトマトは、来年夏までは食べられないからと言えば、
オイオイ泣いて残念がる様子には、周囲大人たちを大いに驚かせていました。

私が子供の感性の素晴らしさに注目し始めたのは、この頃からでした。

今だからわかるのは、小さな頃の子供たちって、
まだスピリットに近い存在で、なんでも知っているということです。
世間で習ったことを覚えてきた、大人の私たちの知っていることなんて、
知れていて、本当に大切な真理ではなかったりします。

子供がときどきハッとするようなことを言うのは、
スピリットや魂のレベルで会話してくるんでしょうね。

そして、こんな自分で楽しむ日々を過ごしていくうちに、
なんとか普通に生活していけるようにはなっていましたが、
それでも結果的には、日常の無理が続き、
心に大きな傷を残して、
その後離婚することになりました。