老玉
珍しい和菓子をいただきました。
写メでも撮っておけばよかったと気づいたのは、
食べてしまってからだったので、
包み紙の写メなんですがf^_^;
包みを開けると、箱の中には、
ピカピカと黒光りの、タコ焼きくらいの大きさの、
美しい玉が並んでいます。
調べてみると、京都の有名なお菓子のようですね。
説明によると‥
『老玉(うばたま)』とは、黒くて丸い形が、あやめ科の桧扇という植物の実に似ているので、名付けられた。
古くは、夜、月、夢といった言葉の枕詞に、
「ぬば玉の‥」と用いられた。
鳥の濡羽にも似た漆黒の色なので “鳥羽玉゛とも書き、“ぬばたま゛“うばたま゛と訓む。
丹波神吉工場裏から湧出する氷室の水でよくさらした小豆のこしあんをあん玉とし、
沖縄産の特上黒砂糖を羊羹状にしてころも掛けをする。
居明かして 君をばまたむ
ぬばだまの 吾が黒髪に
霜は降るとも 『万葉集ニの八九』
最近ちょっと日本らしいものから離れていたせいか、
日本語は風情があって美しくて、やっぱりいいなぁ〜(v_v)
と改めて思いました。
コックリとした甘さで、とても美味しかったです。