通信制で学ぶ

ツイッターを眺めていたら、通信制放送大学について、

ちょっとした論議になっていたという内容を見かけ、

私も近年、通信制の学校でみっちりと福祉を学習したので、

興味深くみました。

「本当の大学ではない」と言った人がいるとのこと。

これについて返信したのが、放送大学の実際の学長の方で、

東大卒大学院まで修了され名誉教授になってみえるという

経歴の方だったらしく、それを知ると、発言した人はすぐに

削除して消えてしまった、というような内容でした。

放送大学というのは、総務省文部科学省が所轄する大学で、

入試がなく1科目から受講でき、特別法にのっとった措置で、

学位も取得できるとのこと。

私も通信制度で学べる学校を検討していた時に、

放送大学の存在は知りました。

通信課程のある学校は他にもたくさんあります。

私自身、高校卒業後学んだ大学と、通信で学んだ専門課程と

学校として何か違うのかといえば、毎日通うか通わないかの違いだけでした。

学校側から決められた時間割で、仲間と一緒に通うのか、

自分の都合に合わせて学ぶのか。

学習中の困りごとや喜びを仲間と毎日分かち合うのか、

孤独だけれど納得のいくまで学習して自分の内側に落とし込んでいくのか。

通信では、困りごともきちんとしたサポート体制がとられていますし、

私が学んだ学校は、望めば仲間を作って分かち合いながら学べるようなサポートもありました。

実際に学んだ経験からは、どちらというなら、通信の方が、本当によく学びましたし身につきました。

一緒に学んでいた仲間も皆さんも、時間を惜しんで真剣に取り組まれていて成績もとても優秀でした。

通信制度は、在籍したら卒業できるというものではなくて、

学んで成果を挙げていかないと修了できないようになっています。

若い学生時代は、時間はたっぷりあったのに、

学ぶ楽しさをなかなか感じることなく過ごしてしまいました。

こういうのは、いい学校を出て、いい会社に就職する

というような価値観からきているのかなと思いますね。

実際に社会に出てみると、人生はもっと違う視点で見ないと

腑に落ちないことばかりじゃないですか(笑)

形にとらわれずに、学びたいと思った時に自由に学んだらいいんじゃないかと思いますね。

逆に、これからの大学はそういう場所になっていったらいいのにと思います。

それに、国が認可した学校という形ばかりにとらわれずに、

好きなことを自分に合う好きな形で学ぶなり、経験するなりして、

自分の表現にしていったらいいんじゃないかと、最近は思っています。

通信制、入学したら卒業できるだろうなんて安易に考えていると、本当にがっつりと学ばされますよ。(笑)